電子タバコを始める前に読んでおこう
電子タバコの害や、健康への悪影響をネット上の資料から考察してみた。
液体フレーバーの安全性について
日本の電子タバコは、気軽に味やニオイを楽しむというイメージで販売されている。
だが、一見無害に見える液体フレーバーにも問題はある。
電子タバコで肺炎に
「男性は、電子たばこの使用過多に起因する外因性のリポイド肺炎と診断された」と述べており、また病気の原因については、蒸気を発生させる交換式カートリッジ内の植物由来の含有物だと付け加えている。
電子たばこで肺炎に、世界で2例目 スペイン病院が報告
上記の理由とは無関係かもしれないが、ハッカ油の吸引によってリポイド肺炎になるケースもある。
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ネズミ忌避剤(ハッカ油)の吸入による外因性リポイド肺炎の 1 例
ちなみに、「ハッカ油」は自作フレーバーの材料としてよく紹介されている
免疫機能の低下
健康な参加者から好中球やマクロファージといった細菌類を攻撃する機能を持つ免疫細胞だけを採取し、電子タバコの液体フレーバーに浸して反応を見ました。その実験では、液体フレーバーの中で免疫細胞の活動が低下したため、電子タバコを喫煙すると細菌による攻撃を防げなくなり、感染症にかかりやすくなることが推察されるとのこと。
翻訳電子タバコを吸うと数百もの免疫系遺伝子がシャットダウンされる
原文E-cigs shut down hundreds of immune system genes-regular cigs don’t
上記の実験では、最も悪影響が強かった液体フレーバーとして、バターとシナモンが挙げられている。
バターフレーバーにジアセチル、
シナモンフレーバーにクマリンが使用されることが多い。
バターフレーバー「ジアセチル」
ジアセチルは、人工バター風味の原料として使用されているが、その製造過程で曝露した労働者に重篤かつ死に至る疾病を引き起こす要因である。
シナモンフレーバー「クマリン」
近年、シナモンの香り成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることがわかってきました。
衛生上の問題について
電子タバコの構造上、加湿器と同じ問題を抱えている。
超音波式加湿器の問題
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仕様書には、清掃を定期的にすべきと書いてありますが、電源を入れたままで水を継ぎ足すことができるので、ついつい清掃がおろそかになってしまう使用方法の問題です。その結果、タンク中や本体の水に細菌、カビなどの微生物が繁殖しやすくなり、その微生物を食べるアメーバも繁殖します。
また電子タバコは、パーツが細かく洗いづらいため、不衛生なまま使用する人は多いだろう。
電子タバコの分解洗浄動画
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長時間の吸引が及ぼす影響について
電子タバコは、製造タバコよりも刺激が少なく吸引しやすい。
そのため、気軽に長い時間楽しむことができる。
この「長い時間」が問題になってくる
水タバコを例に挙げてみよう。
20~80分の内に50~200回もの煙を吸入するため、吸い込む煙の量だけを比較する場合は紙巻タバコ100本分にもなるという。
電子タバコの長時間の使用は、安全なもの・危険なものに関わらず短い期間で大量に取り入れてしまう。
しかも「気化させて吸引する」という今まで想像すらしていなかった方法で!
上記に記した”液体フレーバーの安全性”と”衛生上の問題”。
この2つを疎かにしたまま電子タバコを長時間すると、急性中毒やアレルギーになる可能性がある。
まとめ:電子タバコを始める前に!
大手通販サイトを覗いてみれば、オシャレでカッコイイ電子タバコを大量に見ることができる。
法的な問題が無いので、未成年でも簡単に始められるのだ。
また、未成年は金銭的な問題から液体フレーバーを自作している可能性が高い!
ゾッとするようなものを吸引しているかもしれない。
もし家族に、電子タバコを始めた人がいるなら、ちゃんとした知識を身につけているか詳しく聞いてみるべきだろう。